一定の年齢を超えて残尿感を覚えたら要注意


50代半ばの頃、排尿の勢いが弱いように思ったり、排尿後に残尿感を覚えるようになってきました。何となく不安を覚えながら生活していましたが、その様な時期に健康診断がありました。

血液検査をしましたがその結果、PSAの値が「6」と通常よりも高い事を指摘されました。PSAの値は「4」を超えると前立腺癌の危険性があります。総合病院を紹介されて精密検査を受けました。

前立腺は肛門の近くにありますので、肛門から器具を挿入して検査をします。検査は短時間で終了し、異常がないとの診断を受けました。
この検査が終わった後、排便をする際に肛門の辺りが少し痛みましたが1週間ほどで痛みはなくなります。半年ほどして再度、PSAを測定しました。値は「7」でした。今度は1日入院して検査をします。麻酔をかけてから肛門より前立腺に数本針を打って細かく診察します。針の当たった箇所は問題ありませんでした。

結局、何も大きな異常はなく前立腺炎との診断で落ち着きました。ベッドの上から起きようとしましたが、麻酔がかかっているので歩けません。車いすで病室に戻り一晩泊まりました。それ以来、1年に1度PSAの検査をしていますが、「6~8」の間の値になっています。医者は大きな変化は無いのでこのまま様子を見ましょうと言っています。

男性の尿トラブルは前立腺肥大が関係しているのか年をとった男性に増えてくるのが、尿トラブルです。老化による男性の尿トラブルの原因、それは殆どの場合前立腺肥大症による物と言われています。女性の骨盤底の筋肉の弛緩などから来るものとは原因が違うのです。

前立腺肥大症とは、ペニスの根元の少し奥の下腹部にある前立腺が肥大する病気です。前立腺が肥大すると、尿道を圧迫して排尿困難になります。さらに肥大すると出きらない尿が膀胱に残って残尿感があり、膀胱に常に尿がありますのでトイレに何度もいく頻尿になってしまいます。

前立腺が肥大する原因というのは、まだはっきりとした理由はわかっていません。しかし、予想されているのは男性ホルモンの低下やホルモンバランスの変化というのが関係していると予測されています。前立腺は生殖器の一つですから、男性ホルモンと非常に密接な関係を持っています。男性ホルモンが減少して女性ホルモンが増加すると、脂肪組織が増えて前立腺が肥大しやすくなると考えられているのです。

また、過度の飲酒や刺激物の多い食生活も原因と考えられています。誰でもトイレの悩みには無縁でいたいもので、尿トラブルも例外ではありません。今一度生活を見直し、心当たりがあればしっかりとした医師の診察を受けて予防するようにしましょう。